前立腺肥大症治療薬の種類とその効果

前立腺は男性のみが持つ生殖器官で尿道を取り囲むように位置しています。
前立腺肥大症は、前立腺が肥大することで尿道が圧迫されてしまう病気です。
排尿困難などの症状があらわれます。
50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%と歳を取るたびに増えていきます。

では前立腺肥大症治療薬の種類とその効果についてみていきましょう。

前立腺肥大による排尿障害を改善するためには、尿道を広げることが必要です。
尿道が狭くなるのは自律神経との関係があります。
運動時などに活発になる神経で、これが活発に働いているときは尿道が狭くなる傾向があります。
実際に運動などをしているときは一区切りがつくまでトイレに行きたくなることは少ないです。
仕事などをしているときは尿意はじゃまになるので、自律神経のはたらきで尿道が狭くなり、このようなことがおきるのです。
そこで排尿障害を改善するには交感神経を抑制するが必要になります。

このために使われる前立腺肥大症治療薬がα受容体阻害薬です。
α受容体はアドレナリンなどが作用することで前立腺収縮や血管を収縮させる働きがあります。
前立腺に存在するα受容体を阻害することで尿道が狭くなることを防ぐことができるのです。

もうひとつの方法は前立腺が肥大化していることが根本的な問題なので、前立腺を小さくさせることです。
そのために前立腺肥大症治療薬として使われるのが抗アンドロゲン剤です。

前立腺肥大には男性ホルモンが影響しています。
男性ホルモンの一つにテストステロンがありますが、これが5α還元酵素と呼ばれる酵素によってジヒドロテストステロンという物質へ変化します。
この物質はテストステロンよりも前立腺に強く作用することがわかっていて、前立腺肥大の大きな原因になっています。
そこでこの5α還元酵素のはたらきを阻害することができれば、前立腺肥大の原因物質であるジヒドロテストステロンがつくられることを抑制することができます。
抗アンドロゲン剤には5α還元酵素阻害薬があります